■ ID | 936 |
■ 種類 | 総説・解説 |
■ タイトル | 最終処分場の現場調査(その4) 維持管理及び安定化評価のためのモニタリング事例 |
■ 著者 | 長森正尚
埼玉県環境科学国際センター 山田正人 (独)国立環境研究所 石垣智基 龍谷大学 |
■ 出版元 | (財)日本環境衛生センター |
■ 出版年 | 2008 |
■ 誌名・巻・号・年 | 生活と環境、Vol.53、No.2、66-72、2008 |
■ 抄録・要旨 | 廃棄物最終処分場における埋立廃棄物の安定化の進行は層内環境などにより異なる。通常、維持管理を目的としたモニタリングが行われているが、得られたデータにより埋立廃棄物の安定化状況も把握することができる。調査対象としては、廃止基準項目である保有水、埋立地ガス、内部温度、並びに埋立廃棄物が提案されており、これらの調査事例を示すとともに、安定化評価に関する解釈を加えた。埋立廃棄物の組成については、有機炭素含有量や溶出試験結果の経年変化が調査されているが、安定化評価のための基準の設定が今後の課題である。保有水質については、数多くの調査・研究が実施されているが、複数の処分場間における比較検討が必要である。他方、埋立地ガスに関する調査方法は管理者の裁量に任されている現状があり、ガス組成及び流量による安定化評価手法の確立が望まれる。さらに、内部温度については、易分解性廃棄物が少ない処分場が多くなっている近年の処分場では、短期間で廃止基準を満足する傾向にある。 |
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